年末年始、けっこう忘年会・新年会が続いた。
いろんな人と喋った。
絵描き、編集者、俳優、会社員・・・・・・
期せずして、たいがいの席で
「これからの日本、どうするよ?」って
話題が出た。
当然ながら、
その背後には、昨年の震災のことがある。
皆、それぞれの場所で闘っている、
闘おうとしようとしている。
若者から老人まで
自分が何をすべきか、何ができるのかを
模索している。
日本、どうすんねん。
って話をしていくと
そもそも「日本」ってどんな国なの?
日本人らしさや、日本的なるものって
具体的にどういうことんなんだろうって
話になった。
長い長い歴史や伝統の中から、
私たちは、何を受け継ぎ、
何を残していかなければならないのか。
お正月に東京国立近代美術館・工芸館で
近代工芸の巨匠達の作品群を見た。
一緒に行った友人が
「伝統芸術の視点か現代アートの視点か・・・・・・
どっちで見ればいいんだろう」と嘆いた。
伝統的な技法が活かされているが、
どの作品も、現代の私たちの目には
どれも新鮮な刺激があるのだ。
伝統芸術は、現代アートである。
最近、よく感じるのは、
私たちは、無意識レベルで、確実に
なんらしかの伝統を受け継いでいるということ。
意外と自分たちの中に、
ヒントはあるんじゃないかな?
それから
震災以降、なんだか世の中全体が
優しくなってきてる気がする。
みんな、意識的せよ無意識的にせよ
なんとかしなきゃって感じてるって
ことじゃないかな。
コマンガTシャツを
楽しんでくれている
ダジャレ天下人のRinくん。
ダジャレもマンガも日本の伝統芸。
それらを、無邪気に楽しむ感性は、確実にある。
それは、ひとつの希望の光。
「日本がどんどん駄目になってる気がする」
と嘆いていた方がいたが、
なんとかする為のヒントは、
ほんの身近にあったりすると思うよ。
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