天才マンガ家・いましろたかし先生の最新刊
「原発幻魔大戦」を購読しました。
妖怪も宇宙人も超能力者も出てきません。
主人公は、東京に暮らす平凡な中年サラリーマン(独身)。
コンビニを利用し、スマホでツィッターをする典型的な
現代の日本人。
そんな彼の、
3.11以降の原発報道を追いつづけ、
解消しようのない怒りと嘆きをつのらせてゆく
日々を、淡々と綴る。
反原発運動に参加するも、どこか空しい・・・・・
「黙ってやられるだけなのか!?
俺はもう原発とTPPでウツ病だぜ・・・
どうしてくれんだよ!?」
僕たちに最も欠けているのは、
「絶望する力」かもしれん。
絶望の天才、
いましろたかしの力作マンガを読んで
是非、絶望してもらいたい。
それぐらい、ヤバい。
いま、この国は。
タイトルは有名SF小説からの引用だが、
今、僕たちが生きている日常は、
SF小説以上の異常世界だということだろう。
PR