昨日、前に作った紙芝居が
某所で上演された。

演者は元舞台俳優。

終演後は、観客たちとの懇親会。

観客の中には、演劇関係者が何人か。

紙芝居は河童が主人公だったので、
妖怪や幽霊、怪談にまでと話題が
広がる。

30人ほどの集まりの中、
前の話に触発されて、
次々と怖い、面白い話が
飛び出す。

怖い話って盛り上がる。
老若男女、皆、怖い話が大好きだ。

皆、自分よりも
ずっと年上なのに、
子どものようにはしゃいでいる。

先月、『演劇１』『演劇２』という
ドキュメンタリー映画を観た。

劇作家・演出家の
平田オリザの活動を追った
作品である。

あまりに面白かったので
平田オリザ中毒になって
しまい、入手できる本は
かたっぱしから購読、
新作舞台も観た。

おかげで、
なにを見ても、
演劇にむすびつけて
しまうようになった。

怪談で盛り上がる
大人たちの姿を見て、
「ああ、これも演劇だなぁ」と
思った。

怪談も一つの演劇、
小さな演劇であろう。

妖怪や幽霊といった実体の
ないものを、さもあるがのごとく
語って、楽しむ。

舞台演劇も
実在の俳優によって
実在しない人物が演じられ
架空の物語が語られる。

皆、それが、全部、
虚構だと知っていながら、
時には現実以上に
感情移入する。

いや、そもそも現実の生活でも
常に人は演技をしながら他者と
関わっているではないか。

コンクリートやアスファルトで
作られた人工空間の中で
「私」という役を演じている。

世界は舞台で、人間は皆、俳優である。

この（演劇空間）で、
いかに面白い物語を
つむぎだせるか。

そこに、充実した人生の
秘訣があるのだろう。

ここのところ
本を買いまくってる

先週はマンガばかりを七冊、買った。

今日も四冊も買ってしまった。

ほぼ、一日に一冊。（全部、新刊だよ）

当然、全部、読めるわけではない。

お金に余裕があるわけでもない。

でも、買わずにはいられない。

今日、買ったうちの二冊は原発関連の本。

本を買う
　↓
金を使う
　↓
経済をまわす
　↓
ただ、我欲を満たすだけなく、
社会に対するなんらかの
アプローチをしてる
（例えば、脱原発）

と、自分を慰めている。

日々、仕事をして、飯喰って、寝ているだけの
私にもできるささやかな社会活動。

朝倉世界一ってすげえな～
いしかわじゅんの新作もいいね。

次巻が楽しみだ。