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[ 2024/11/26 05:29 | ]
『監督失格』
巷で大評判の
平野勝之監督のドキュメンタリー映画
『監督失格』を観てきました。

平野作品の評判は、以前より聞いてましたが、
私にとっては今回が、初体験です。

撮影対象は、AV女優・林由美香。
彼女は、数年前、30代半ばで急死してしまいます。

かつて平野監督と林は、恋人関係でした。
短い恋人期間に作った作品があります。

二人で東京~北海道最北端までを
自転車で旅をし、その過程をつづった
ドキュメンタリー。

当初、AVとして制作されていましたが、
内容の面白さに一般映画として上映され、
新しい時代のドキュメンタリーであり
ロードムービーであると評判になりました。

だが、二人の関係は、終わってしまいます。

林は、一人の男と長くつき合うことが
出来ない性格なのです。
しかし、平野のほうは、想いが断ち切れない。

その後も、いくつかのロード・ドキュメンタリーを
別のパートナーや単身で作るが、
林由美香以上の対象を見いだせず
苦悶してゆく・・・・・・・

月日は流れ、
作家として行き詰まりつつあった平野は
自分史を振り返るような企画を考え、
再び林にカメラを向けようとします。

しかし、悲劇が待ち受けていました。

約束の日に、平野と助監督が
林のマンションを訪れます。

だが、返事が無い。
携帯もつながらない。

「仕事をこんな形ですっぽかすような
 やつじゃない・・・・・・」

事故の可能性も考え、
林の母親を呼び出します。

カギを開け、入ってみると・・・・・・・
最悪の事態が・・・・・・・・

最愛の女優の死に立ち会ってしまった
映画監督。

それから数年、彼はカメラを持つことが
できなくなる。

そして、林由美香のと関係にケリを
つけるために本作の編集を始める。

男と女、母と娘との葛藤。
一人の表現者、一人の人間の葛藤と苦悶。

それらが、むき出しになっている。

どん底まで落ちた男の、
もがき苦しみながら
はい上がろうとする魂が、
刻印された映画です。
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[ 2011/10/17 04:54 | Comments(0) | TrackBack() | 資料 ]
騒がしいにも程がある
po.jpg























観ているつもりになっているけど
実際はきっちり観ていない映画ってのがあります。

『ポルターガイスト』を観ました。

1982年の作品なので、
出だしは結構ゆったりしています。
で、だんだんと怪現象が起こります。

ポルターガイスト現象というと、
不気味なイメージだったのですが、
特撮がウリなのでしょう、
かなり派手な展開になってゆきます。

子ども部屋の扉を開けると、
ベッドやら家具やらがグワングワン飛び交うのには
「騒がしすぎ!」と笑ってしまった。

せっかく購入した家が、エライ事になって
たいへんな想いをさせられる一家の姿に
憐憫の情を抱きました。

ホラー映画というより、
家庭人情ドラマとして楽しめました。

ラスト、 クッタクッタに疲れ切った一家に
「ご苦労様です!」と言ってあげたくなりました。
 

[ 2011/10/16 09:18 | Comments(0) | TrackBack() | 資料 ]



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