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[ 2024/11/24 15:54 | ]
まんが道
MANGAmiti.jpg












ちょっと離れた図書館に行ったら、
藤子不二雄A先生の『まんが道』があった。
(中公文庫)

小学校の時、愛蔵版を読み耽ったよな~
文庫版には、愛蔵版には収録されていない「春雷編」が入ってる。
僕は、こっからは未読だったので、それが収録されている
14巻(最終巻)を借りて帰った。

グッと胸に迫るネームがあったので、抜粋しよう。

「まんがを描くスピードには、大きな個人差がある!」

「1ページ平均一時間で描く人もいれば、
 1ページに何時間もかかる人もいる。」

「もちろん、絵の密度によってもスピードはちがう」

「しかし、総体的にいって、速い人は先天的に速い!」

「手塚先生や石森章太郎の絵は、
 密度も濃いのに速いのだ!」

「その差は、どこでつくのだろう!?
 結局、速い、遅い、の差は、
 線を引くときの自信の差なのだ!」

「自信と集中力持って引く線は、
 速くて、きれいなのである!
 迷って引く線と、
 自信をもって引く線のちがいが、
 スピードの差となって表れるのだ!」

主人公、満賀道雄が、石森章太郎のスピードに
圧倒された直後のナレーションである。

その後、石森の才能をうらやましがりながらも、
「遅いなりにコツコツやるしかないね」と
前向きに机に向かうところが泣ける。

『まんが道』」の名場面といえば、
満賀と才野が机に向かって原稿を描くところ。
地味だが、いつも胸があつくなる。

りゅうじん
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[ 2011/04/15 23:57 | Comments(1) | TrackBack() | 神々 ]



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