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[ 2024/11/24 17:36 | ]
妖怪考②
先日、浅草で「鳥獣人物戯画」柄の風呂敷を
買いました。

連れが絵を見て、「かわいい」と言ってました。
その人は、私より十歳程、若い男子で、
鳥獣戯画のことを知りませんでした。

ふむ、若い人はこの絵を「かわいい」と表現するのか。

たしかに楽しげに戯れるウサギやカエルは、
かわいい。

キャラものの世界に手を染めてから数年・・・・・

現代日本は、
なんで、こんなにもなんでもかんでも
かわいいキャラにしてしまうのか・・・・・・
と思っていましたが、
決して、今にはじまったことではないんですな。

最近、「ふしぎなキリスト教」つう本を読んでますが、
一神教の世界観を分かりかけてくると、
逆に、改めて、私たち日本人の文化が多神教の世界観で
形作られているんだなと感じます。

一神教では、当然ながらGODが一番、偉い。
最強で最高の存在です。

多神教では、誰が一番ってことは無い。
それぞれの持ち分があって、それぞれの
仕事をしてるってカンジです。

神様も、完璧な存在ではなく、中には
駄目な神様もいます。

神との契約、戒律などで縛られる
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の
世界観からしたら、
かなり、ゆる~い価値観で成り立っています。

なんでもかんでも神が宿るという感性が、
なんでもかんでも妖怪にすることや、
なんでもかんでもキャラにすることに
つながっているんだな~

「ゆるい→かわいい」となり、
それが玉石混合いっぱいあるのが好きというか
当たり前って感覚なんだろう。

AKB48などの集団アイドルが人気になるのも
多神教的価値観ゆえかとも思ってきた。

ああいう集団アイドルって他の国にあるの?
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[ 2011/12/21 09:04 | Comments(0) | TrackBack() | 資料 ]

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