忍者ブログ


[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


[ 2024/11/24 16:56 | ]
妖怪考②
先日、浅草で「鳥獣人物戯画」柄の風呂敷を
買いました。

連れが絵を見て、「かわいい」と言ってました。
その人は、私より十歳程、若い男子で、
鳥獣戯画のことを知りませんでした。

ふむ、若い人はこの絵を「かわいい」と表現するのか。

たしかに楽しげに戯れるウサギやカエルは、
かわいい。

キャラものの世界に手を染めてから数年・・・・・

現代日本は、
なんで、こんなにもなんでもかんでも
かわいいキャラにしてしまうのか・・・・・・
と思っていましたが、
決して、今にはじまったことではないんですな。

最近、「ふしぎなキリスト教」つう本を読んでますが、
一神教の世界観を分かりかけてくると、
逆に、改めて、私たち日本人の文化が多神教の世界観で
形作られているんだなと感じます。

一神教では、当然ながらGODが一番、偉い。
最強で最高の存在です。

多神教では、誰が一番ってことは無い。
それぞれの持ち分があって、それぞれの
仕事をしてるってカンジです。

神様も、完璧な存在ではなく、中には
駄目な神様もいます。

神との契約、戒律などで縛られる
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の
世界観からしたら、
かなり、ゆる~い価値観で成り立っています。

なんでもかんでも神が宿るという感性が、
なんでもかんでも妖怪にすることや、
なんでもかんでもキャラにすることに
つながっているんだな~

「ゆるい→かわいい」となり、
それが玉石混合いっぱいあるのが好きというか
当たり前って感覚なんだろう。

AKB48などの集団アイドルが人気になるのも
多神教的価値観ゆえかとも思ってきた。

ああいう集団アイドルって他の国にあるの?
PR

[ 2011/12/21 09:04 | Comments(0) | TrackBack() | 資料 ]
妖怪考
youkai.jpg























先日、最近よく通っているご飯処、
まんま みじんこ洞にて行われた
妖怪絵師によるトークイベントなるものに
行ってきました。

改めて思ったのは、妖怪というモノは
たいへん曖昧なカテゴリーだなということです。
そもそも「モノ」っていいのかどうか。

曖昧・・・・・・・つまり、いい加減、ユルいということです。

京極夏彦が、
現代では、妖怪はキャラ化していると指摘していましたが、

そーなると、妖怪は元祖・ゆるキャラということになります。

つーか、ゆるキャラが、妖怪の現代版ってことか。
たいがい地方発だしね~。

みうらじゅんの「ゆるキャラ」というカテゴライズは、

水木しげる大先生が、戦後、妖怪をキャラクター化した
行為に近いのかな?

いろんな妖怪がありますが、
ユルいどころではありません。

「びろーん」とか、ほとんど意味を成してないのも
あります。

妖怪は、なんでもあり。
なんでも、妖怪になる。

なんでもかんでも妖怪にしてしまう感性って
ダジャレ好きな感性に近い気がする。

みなさん、よーく考えてみてください。
町の至るところにダジャレが溢れています。

商品名やキャラクター名にダジャレの多いこと!

これって、国民性?

いつか妖怪とキャラとダジャレの関係性について
考察してみたいと思います。

日本人の言語感覚の本質に迫れるのではないかと
うっすら直観しています。

[ 2011/12/13 22:15 | Comments(0) | TrackBack() | 資料 ]



<< 前のページ  |  ホーム  |  次のページ >>